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執筆者の写真瀬戸岡 薫

8月の心象解説

ポケットに入っていたインパチェンスの花は声を呼んだ。

彼方から聞こえる声は乖離した自我を引き戻した。

痛みもなく気づくことさえもなく己がその身から引き離された自我がその地上へと降りてゆく。

乖離した自我は引力に導かれその身へと帰っていった。

そして道しるべたる輝きをそこに示した。

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季節の狭間

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